アナザーコード 2つの記憶
2005年3月3日 ゲームVideo Game 任天堂 2005/02/24 ¥4,800
タッチペンを使った直感プレイで大人から子供まで楽しめる、推理小説タイプのアドベンチャーゲーム。単なる小説ゲームではなく、ニンテンドーDSの「ダブルスクリーン」「タッチスクリーン」「マイク」などの機能を駆使して謎を解きながら読み進めていく、新感覚のミステリーゲームとなっている。
このゲームのストーリーは、一通の小包から始まる。その小包の中身は一台の小型の機械とカードが入っており、アシュレイの14回目の誕生日を一緒に祝いたいというものであった。この小包の差出人は…驚くべき事に死んだはずの父からだったのである。
最初はそれを悪戯かと思い、激昂するアシュレイだが、それを見た育ての親である叔母のジェシカは思い詰めた顔で告白する。「あなたの父親は生きている」と。
科学者である父は研究のために今まで会う事が叶わなかったが、ある場所であなたが来るのを待っている、そうジェシカは告げた。
父が生きている…。驚きのあまり絶句し思い悩むものの、反面、喜びを隠せないアシュレイは父と会う事を決断する。
しかし父が指定してきた場所はブラッド・エドワード島。元はエドワード家という富豪の一族が所有していた島だったが、主人が病に倒れたのを皮切りに次々と不幸が襲いかかり、次々と家族が死んでいった。生き残った家族もこの島を離れて離散してしまったという。血塗られたエドワード家の島。この不吉な噂のため、近辺の住民は誰も近寄りたがらない無人島だったのである。父は一体ここで何を研究しているのか、そしてアナザーとは…
といった内容。記憶を失った少年、ディーの記憶が呼び覚まされていく様や、56年前にエドワード家で起きた事件が様々な人物の視点で断片的に明かされていくなど、非常に引き込まれるストーリー。自分としては久々のアドベンチャーという事もあり、かなり楽しめましたね。
ただ色々な所で指摘されていますが、やはりボリューム不足の感は否めません。DASカードを集めるなどのやりこみ要素はありますが、クリアするまでの時間があまりに短すぎます。普通にプレイして5時間でクリアできてしまうのはいかがなものかという気はします。
ただ折角「さわれる小説」というジャンルをこれだけで終わらすのは勿体無いですね。このシステムを使ってさわれる読み物シリーズとか出ないかな。
アシュレイの日記
http://www.nintendo.co.jp/ds/anoj/diary/index0214.html
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