とりあえずフルスポイラーも出たので、独断と偏見による謀反のTop5カードの予想。
1位《不快な群れ》
各色にピッチスペルがありますが、これだけが唯一本家アライアンスのピッチカードを超えたカードではないでしょうか。《Contagion(AL)》と違いアドバンテージをとれることはありませんが、抜群の除去性能です。しかも秘儀。素晴らしいの一言。まさに最近の黒贔屓を具現化したようなカードですね。
序盤はピッチで除去、後半は素で打ってデカブツも除去できますし、頭蓋の摘出や、多く引きすぎた魂の裏切りの夜、序盤に手札に来てしまった黒瘴など、その時に必要のないカードを有効活用する手段にも成りえます。
なによりタイプ1や旧エクテンプレイヤーを嗜んだ人ならばピッチの抑止効果の大きさは押して図るべし、というか。これからはフルタップでも黒を相手にする場合は気が抜けません。
2位《鬼の下僕、墨目》
唯一のトーナメントクラスの忍者ではないでしょうか。収穫者並の戦力とオマケのリアニメイト能力。しかも再生持ち。今の環境、こいつを止める手段は非常に限られています。摘出が横行する中、フィニッシャーが一本では不安という場合には黒瘴と同時に戦線を張る事もあるでしょうし、忍術と187クリーチャーは相性が良いので、黒緑デスクラウドにおいて恐らく採用される事になるでしょう。
3位《梅澤の十手》
先日リミテッド談話で強すぎると扱き下ろした極悪装備品。それは構築においても健在ではないかと。証人がこれつけて殴ってきたら…正直泣きますよ?また親和の同系用サイドとしても使われるのではないかというような除去能力、爆片破を鼻で笑う回復能力、クリーチャー、とどめの一撃と汎用性に優れる巨大化能力。正直構築においてでさえ、何処を切っても弱いところがありません。
4位《撲滅》
ウルザズディスティニーからの採録。赤コンの弧炎撒きや、最近人気急上昇の青コンのフィニッシャー、曇り鏡のメロクなどを除去した上にデッキからリムーブ。これに頭蓋の摘出まで追加できるんだから、今の黒のデッキ破壊能力は侮れません。これからのコントロールデッキはフィニッシャーの分配に頭を痛める事になりそうです。
5位《梅澤敏郎》
正直凄く強いというわけではありませんが、2/2の武士道持ちなので環境に蔓延している証人、身代わり、金属ガエルといった面々を一方的に討ち取れるのは○。
また同期に不快な群れや残響する衰微といった、軽くて優秀な除去が溢れている黒という事もあり、こいつが出るとクリーチャーデッキはいやな顔をしそうです。
ただ既存のデッキを強化するとか専用デッキを作るといった用法より、親和のような除去の少ないクリーチャーデッキ用にサイドインするというような形が主流になるのではないでしょうか。
次点《崩老卑の囁き》
不快な群れという素晴らしい同期を得た今、こいつも要注目カードの一つです。フルタップだとしても不快な群れをピッチ、そして墓地カード4枚リムーブでこれを連技してさらにもう一体除去…とかいったらブチギレもんですよ。
また普通に使っても黒マナが濃い闇への追放ですし、こいつ自身にも秘儀が付いています。
これから黒の使用率がスタンダードでも上がる筈ですのでどの程度使えるかは未知数ですが、要注目であることには変わりないかと。
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